カムリって?
 カムリは 冠(かんむり)の異表記「かむり」から命名された。
 元々は中型ファミリーセダンとして登場し、カローラの上位車種という位置づけであった。
 現在ではマークXと同格車種として扱われているが、車体はマークXよりも大きい。
 ウィンダムが統合された現在は、カローラ店の最上級車種である。
 日本国内での販売台数は少ないが、北米市場では人気が高い。 販売台数も多く、全世界で累計1000万台以上を販売しているトヨタのベストセラーカーであり、同社の屋台骨を支える世界戦略車でもある。



2007年07月13日

8代目カムリ(2006年~)XV40型

 2006年1月30日に登場。
 エクステリアデザインは今までのカムリのイメージを覆すスタイリッシュでアグレッシブなものとなる。
 2005年末をもって生産終了されたウィンダムを統合する役目もあるため、今回のモデルではさらに上質感に磨きをかける。また、横幅がセルシオ並みに拡大され、エンジンは従来と同じ直列4気筒2400ccだが、馬力が159馬力から167馬力となった。
 北米仕様にはV形6気筒3500ccやハイブリッド仕様も設定されるが、日本で販売される予定はない。
 シフトは5速AT(4WDは4速AT)。 北米仕様のV6モデルには6段AT(シーケンシャルシフト付き)が採用されている。
 最上級グレードGディグニスエディションは皮シートを標準装備する。
 オセアニア仕様は日本同様、直列4気筒エンジンのみの設定である。
 ただし、カムリをベースに前後デザインを変更した上級車種がオーリオン(Aurion)として発表されており、こちらはV6のみの設定となる。また、アジア仕様(中国、台湾、東南アジア諸国に投入)のデザインもオーリオンにほぼ準じたものとなっており、日米版カムリとは大きく異なる。
 直4エンジンの形式は7代目と同様の理由でACV40となるが、V6仕様はGRエンジンのため、R+X=SとなるためGSV40となる。
 エンジンスペック
2AZ-FE 直列4気筒DOHC16バルブ(日本向けは中国広州産)
排気量 2362cc  
最高出力 167ps/6000rpm
最大トルク 22.8kg・m/4000rpm

 北米仕様
2GR-FE V型6気筒DOHC24バルブ
排気量 3456cc
最高出力 268hp/6200rpm
最大トルク 248lb.ft/4700rpm

トップレベルの安全性能

全方位コンパティビリティボディ構造「GOA
 衝撃吸収ボディと高強度キャビンからなる衝突安全ボディ“GOA”は、車重・車高の異なるクルマ同士の衝突時における共存を追求するコンパティビリティの概念を取り入れて、さらなる進化を遂げました。
 カムリよりも重い2トンクラスの車両との衝突を想定し、前面・側面・後面からの衝突安全性能を評価。
 中でも側面衝突については、ボディ構造を効果的に補強することで優れた側面強度を確保し、客室変形を大幅に低減するなど、同排気量クラス世界トップレベルの衝突安全性能を追求しています。

歩行者傷害軽減ボディ
 ボンネットフードには衝撃吸収を目的とした縦骨フード構造を採り入れました。またカウル部やフェンダー部などにも衝撃吸収構造を積極的に採用。
 万一の場合、歩行者の頭部および胸部への衝撃を緩和するためにさまざまな配慮を施しています。

いたるところに エアバッグ
 デュアルステージSRSエアバッグ、SRSニーエアバッグは万一の衝突時に前方からの強い衝撃に対して作動し、シートベルトの働きとあわせて、乗員の頭や胸の上体、膝などの下肢にかかる衝撃力を分散・緩和させ、衝撃を軽減します。
 SRSサイドエアバッグは車両側方からの衝突により強い衝撃を受けた場合、乗員の胸部への衝撃を緩和します。
 SRSカーテンシールドエアバッグは、フロントピラー、サイドルーフ部、リヤピラーに格納されたエアバッグが乗員頭部の側面を覆うように広がり、衝撃を緩和します。

ディスチャージヘッドランプ(オートレベリング機構付)

 通常のハロゲンランプに較べ、より太陽光に近い色と約2倍の光量が得られるディスチャージヘッドランプ。
 積載などによる車両姿勢の変化に応じて光軸の向きを調整するオ-トレベリング機能も採用しています。

EBD付 ABS & ブレーキアシスト

 制動時におけるタイヤのロックを防止するABS機能に加え、車両の走行状態に応じて前後・左右輪に理想的な制動力配分を行うEBD機能を採用。
 また、ブレーキ踏み込みの速度と量から緊急ブレーキであることを感知し、強い制動力を発生させるブレーキアシストも搭載しています。

VSC & TRC

 急なハンドル操作や滑りやすい路面での旋回時に、車両の横滑りをセンサーが感知し、車両安定性を確保するVSCと、発進・加速時の操縦性、車両安定性に貢献するTRCを設定しています。
[G“ディグニスエディション”に標準装備。2WD車にメーカーオプション。]

カムリ 8代目中古車情報

 8代目カムリが2006年1月30日に発表されて はや 一年以上が経過し、中古車市場に充実してくるにはあと一、二年早い感がありますが、7代目より前のタイプを買うには、今が狙い時ではないでしょうか。
 また、愛車の査定やノア以外の中古車を購入・検討するときもおなじですが、中古車は車種によって多数のグレードがあり、グレード毎の差に主要装備はもちろん、排気量に差がある場合もあるので査定額に大きく影響します。
 クルマを買い替えるタイミングとして、トクする時期が1年間に何回かあったりもしますので、中古車購入時は必要なお得知識を身につけてからのほうがよいでしょう。
 

ミッション・駆動系

 もちろん AT車のみですが、2WD車はスポーティでより滑らかな走りを実現するスーパーインテリジェント5速オートマチックを採用しています。
 ワイドギヤ比の設定で、よりスムーズな発進・加速性能をもたらし、中・高速走行時の燃費を高めています。
 さらに高精度油圧コントロールシステムにより、高レスポンスとスムーズなシフトフィーリングを実現しています。

 また、四輪駆動タイプでは、通常は、ほぼ前輪駆動状態で走行。雨天時や雪路など滑りやすい道や、発進・加速時などで前後輪に回転差が生じた場合に、後輪へ最適な駆動力を伝えて4WD状態にすることにより、車両安定性を確保します。

エンジン

 カムリの エンジン設定は 一種類のみである。
 グレードが、基本 G であり 前輪駆動方式なのに対して、G-Fourが 四輪駆動である。

エンジンは、BEAMS 2AZ-FE VVT-i
 2AZ-FEは、新たにピストン、シリンダーブロック、吸・排気マニホールドをはじめ、各部の改良を実施。
 フリクションの低減や吸・排気効率の向上を図るなど、そのポテンシャルをさらに高めました。
 同時に、全車とも国内最高水準の「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」の認定を国土交通省より取得しています。

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